人体の骨格上、生きていく上で、腰痛は避けて通れない悩みのひとつです。予防するに越したことはありませんが、それでも腰痛持ちになってしまった場合は、腰痛を上手くやりすごして長く付き合っていく術が必要です。と、言っても、極端に難しいことをしなければいけないわけではありません。ここでは、腰痛を悪化させないように末永く長く付き合っていく方法をお話ししたいと思います。

まず、一口に腰痛と言っても、その種類は様々なので、自宅で対処できるものなのかどうかを見極めましょう。慢性的な腰痛なのか、ほかの病気が原因による腰痛なのか。一般的に、腰の痛みだけでなくほかの症状を伴う場合は、腰を起因とした痛みではない場合もあります。発熱や頭痛などを伴う、黙って横になっていても痛みが全く引かず腕や足などが痺れを感じる、などの場合は、早急に医師の診察を受けましょう。いつもの腰痛だと思って放置していると症状が悪化する場合もありますので、慢性的な腰痛に悩まされている方も、いつもと症状が違うと思ったときは病院に行くことをお勧めします。

そうではない腰痛の場合。もしくは、手術をしても改善が難しい場合は、日々の生活における腰痛ケアが重要です。ケアといっても、難しいものではありません。適度な運動と適度な食事。これにつきます。ただ、一見簡単に思えるこれらのことを継続してしっかり行うには、腰痛に対する強い意識と努力が必要です。
まず、適度な運動。「適度な」という部分がポイントです。過度な運動では腰の痛みを悪化させる可能性もありますし、気持ち的に長く続けるのも困難です。なので、毎日の隙間時間で行えて、かつ身体に負担をかけない軽いストレッチを行ってください。一般的に有名なのは、両手を頭の上に伸ばしてうつぶせになり、そのまま上半身を腕で支えてゆっくりを身を起こす、というストレッチです。ものの数分で終わるもので、ゆっくりと無理なく行える点が腰痛持ちさんにも優しい運動ですね。ほかにもストレッチはいろいろありますので、自分に合ったものを探してみてください。大切なのは、それを毎日続ける、ということ。そして、無理をしないこと。くれぐれも、痛みが激しいときは激しい運動をしないようにお気を付けください。

そして、適度な食事。これは栄養を取るという意味もありますが、平均体重を維持するという目的も含まれています。腰は体を支える重要な部位なので、それだけで過負荷をかける肥満はご法度。しかし、筋肉が減ると腰の骨、ひいては体を支える力が弱まるので、体重を減らしすぎるのもあまりよくありません。なので、適度な食事を心がけ、ご自分の慎重に見合った適切な体重を維持するように心がけてください。適度な運動と合わせて行えば、より適切な体重に近づくはずです。

以上、適度な運動と食事をお勧めさせていただきました。そんな簡単なことかと思われるかもしれませんが、先にお話しした通り、これを毎日欠かさず続けるのはなかなか難しいのです。しかし、痛みが和らぐに越したことはありません。長く健康な生活を送るためにも、腰痛をうまくかわしながら、根気よく付き合っていきましょう。